
スマートフォン、なかでもiPhoneのカメラによる撮影能力は、プロの写真家も認めるレベルになっています。 Appleは「iPhoneで撮影」として、iPhoneのカメラで撮影した写真や動画を使った広告を展開しています。 また、iPhoneで撮影した作品限定の写真コンテストの受賞作には、美しく印象的な写真が並んでいます。 また、映画「オーシャンズ」シリーズなどで知られるスティーブン・ソダーバーグ監督は、全編をiPhoneだけで撮影した映画を制作しています。
しかし写真ではないと言っている人もいます。
映画監督として50年以上のキャリアを持ち、写真撮影にはポラロイドを愛用しているヴェンダース氏が、「iPhoneなどスマートフォンで撮った写真は写真ではない」と考える理由は以下の3つです。
1. 撮影した後は誰も見ない。プリントもしない
スマートフォンで撮影した写真は、撮影した後は誰も見ることがなく、プリントすることもない、それは写真ではない、というのがヴェンダース氏の考えです。
2. 簡単に加工でき、創造性を奪う
スマートフォンで撮影した写真は、アプリを使えば簡単に各種のフィルターや編集を施すことができます。しかし、「後から加工できる」便利さが人々の創造性に悪影響を与えている、とヴェンダース氏は主張しています。
3. 現実を写し取れない
写真は、絵画よりも正確に、現実の世界を写し取るべきものであり、写真を簡単に加工できることによって写真の利点が失われている、と語っています。
なるほどあまりに便利だし加工する人が多いのですね。そうなると写真というより絵画に近くなってしまうのですね。変な現象です。
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こんにちは。コメントありがとう御座います。
メカに詳しい人ほどスマホのカメラが許せないのかも知れません。
そういえばスマホで撮った写真はプリントしません。見ようと思えば
スマホを覗けばいいのだし、共有しようと思えばメール転送で済んで
しまいますよね。
愛新覚羅
これはスマホの撮影がいけないと言ってるのではないですね。
プリントをしない、他の人が見ない、加工をしすぎる、
画質が悪い、が問題にされているようですが、
そうなら今やコンデジでも一眼レフでも同じことですから。
ブログやSNSに載せるだけに撮る人もいるでしょうし、
サービス版のプリントよりも画面で見たほうが大きくなります。
スマホのほうがポラロイドよりも画質はだいぶ上です。
加工だって女性のメイクと思えば気になりませんし、
むしろ創造性があっていい(面白い)とも言えます。
単に今は撮影の仕方が変わってきただけだと思うのですが。
この人はピカソやダリの絵が嫌いなんでしょう。
こんばんは。コメントありがとう御座います。
私が思うにこの人は印画紙にして初めて写真と呼べるものと
いう概念を持っているのではないかと思います。
暗室で現像液でひたすら暗く。マニアックの世界ですね。
愛新覚羅
真実を写し撮ると書いて“写真”ならば、昨今の写真の加工はどうなんでしょう
スマホ写真は、加工を含め、見映え重視、現実とは乖離しているかもしれません
昨今、写真を本格的に始めて、写真の何たるかを考えることが多くなり
悩ましい問題です。
おはよう御座います。コメントありがとう御座います。
個々の思っている写真の概念なのでしょうね。それぞれが
違っていると思います。価値観が違っていますのでどちらが
いい悪いとは言えませんね。
愛新覚羅
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