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食中毒対策「放射線照射」日本ではなぜ使えないのか

Posted by aishinkakura on 27.2018 独り言(意見) 2 comments 0 trackback
殺菌用放射線 今治市で7月下旬、ウナギのかば焼きを食べた約200人がサルモネラによる食中毒となりました。暑い夏は、サルモネラだけでなく、腸管出血性大腸菌O157やカンピロバクターなど細菌による食中毒が増えます。海外では食品への放射線照射が食中毒予防に効果を上げていますが、日本ではこれが禁止されています。WHO(世界保健機関)も認める技術なのに、利用できないのはおかしいとの声が上がっているのが現状です。
 放射線照射は、放射線の透過力の強さと、生物のDNAが放射線に弱いことを利用した処理技術。温度を上げずにDNAに作用して細胞分裂を止め、殺菌や殺虫、芽止めができます。
 食品への照射は、海外では農産物の保存や食中毒防止、植物検疫などを目的として使われています。日本原子力産業協会によると、2013年の世界における食品照射の処理量は推定で年間約100万トンにも達しています。
 米国では1993年に加熱不十分のハンバーガーが原因で700人以上がO157による食中毒を発症、4人が死亡した事件をきっかけに、97年から牛肉への照射が始まっています。ハンバーグなどのひき肉料理は中まで十分に加熱されているか分かりにくいのですが、照射処理されたひき肉を使えば、多少生焼けだったとしても安全に食べられるわけです。カナダでも牛ひき肉の大腸菌汚染をきっかけに2017年に規制を改正、冷凍・冷蔵牛ひき肉への照射をできるようにしました。
 日本では昭和47年、ジャガイモの芽止めを目的とした照射が許可されました。このとき厚生省(当時)は、一般食品への照射を禁止する大臣告示を出しています。当時の報道によると、まだ照射の安全性が分からないためで、安全と分かれば順次許可していく方針だったといいます。しかし、ジャガイモ以降、他の食品への照射が検討されることなく今日に至っているのが現状です。
 量子科学技術研究開発機構・高崎量子応用研究所(群馬県高崎市)放射線生物応用研究部の小林泰彦部長は「日本でも生肉や加熱不十分な肉料理が原因で死者が出る食中毒は繰り返されている。照射はこうした食中毒を防ぐための有効な技術で、先進国の多くが国民の命を守るために利用しているが、日本では食品衛生法で禁止されたままで検討もされていないのが現状」と指摘しています。
 ただ、農産物を海外に売り込みたい農林水産省は今年度、検疫処理のための照射技術の研究に初めて予算を付けました。桃やブドウなどの高級果実を高い品質のまま輸出するのに役立つ可能性が期待されるからです。自分達の都合の場合はとたんに前向きになるのですからいかにも行政らしいですね。
元記事:産経新聞




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確かにジャガイモだけでしたね。まぁことなかれでくるとこういうことになっちゃうんだろうなぁ。今、海外では日本のハイクオリティ野菜・果物は結構人気ですよね。
2018.08.27 12:03 | URL | TORU #- [edit]
こんばんは。コメントありがとう御座います。

すでに医療では使われているのにどうして積極的になれない
のでしょうか。
添加物は嫌い。でもその1000倍身体に害のある薬は大好き
という矛盾と似ているような気がします。

愛新覚羅
2018.08.27 18:55 | URL | aishinkakura #- [edit]

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