
軽自動車の前面に付いている黄色いナンバープレートは、普通車やバス・トラックのように取付け位置が左右真ん中ではなく、多くの場合、右側(向かって左の運転席側)に付いています。なぜ中心からずれているのでしょうか。私も疑問に思っていました。恰好を付けているのでしょうか?
ナンバープレートが中心からずれて付いている理由は、エンジンなどを効率良く冷やすためだそうです。軽自動車のサイズは、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下と規格で決まっています。このため、エンジンルームも必然的に普通車よりも狭く設計されます。
エンジンルームの奥行が限られているため、ラジエーターなどの補器類を設置する場所も制限を受けます。そのためラジエーターは、エンジンの前ではなく、トランスミッション側にずらして配置されることがほとんどです。
エンジンルームをコンパクトにまとめるために、エンジンはフロントグリルのギリギリまで場所を取ることになります。
そのため、ラジエーターなどの冷却部品は、スペースの確保しやすい後方のトランスミッション側に配置することが一般的です。そしてラジエーターに走行風を当てるため、ナンバープレートは中心からずらして取り付けることになります。
エンジンルーム内とラジエーターに走行風をしっかり当てるためには、ナンバープレートをエンジン側にずらして通風部を確保するのが合理的なのだとのことです。
私も多分冷却用の風の取り込みだとは思っていました。ちなみにエンジンがない電気自動車はこの必要がありません。
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