
「大人になっても乗り物酔いしやすい」という人もいると思いますが、そうした人が、乗り物酔いを克服する方法はあるのでしょうか。内科医の見解です。
「乗り物酔いは、医学用語で『加速度病』『動揺病』といいます。人間の平衡感覚は、耳の内耳にある部位『前庭(ぜんてい)』『三半規管』で調整されており、乗り物による振動や前後・左右・上下への動き、発車や停止などの刺激は、内耳を通じて脳に伝達されます。これらの“慣れていない情報”が脳へ伝わると、人によっては自律神経が乱れてしまい、結果として頭痛やめまい、吐き気、嘔吐(おうと)、冷や汗といった症状を引き起こします」
大人の乗り物酔いについては「体質が大きく関わりますが、具体的には、ぜんそくや花粉症などのアレルギーの人、自律神経失調症の人、精神的なストレスが多い人、うつ病や神経症といった精神的な病気のある人は乗り物酔いしやすいといわれています。
過去に乗り物酔いをした経験がある人は、『乗り物に対する不安感』から乗り物酔いを起こすこともあり、精神的要因も関係があるとされています。年齢では、小中学生以降から中年までに多く、3~4歳未満の乳幼児や高齢者では少ないです。性別では、男性よりも女性に多い傾向にあります」
大人の乗り物酔いの克服法としては
「乗り物酔いしやすい人でも、慣れると症状が出なくなることがあります。乗り物に乗る頻度を増やしたり、体を激しく動かす運動を定期的に行ったりすることで、次第に慣れてきます。また、空腹でも満腹でも酔いやすくなるので、乗り物に乗る前は、適度な量の食事を取っておくのがよいでしょう。
また、視覚から得る情報と実際の体の動きが異なると、自律神経や平衡感覚を刺激しやすくなってしまいます。なるべく乗り物の進行方向が分かる位置に座るようにし、目線は進行方向に向けておくようにしてください。本やスマートフォンなどは見ないように注意しましょう」とのことです。
確かに私も運転しないとき助手席でスマホを見ていて酔ってしまったことがあります。
元記事:オトナンサー
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メニエール病なのに、バスに乗ってて下を向いてバックの中をごそごそしてたら、寄ってしまいました。下を向くのは良くなさそうですね。目線は進行方向、ですね。スマホもやめとこう。
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