死後離婚

Posted by Two-Pen on 15.2023 独り言(意見) 2 comments 0 trackback
死後離婚 近年「死後離婚」というものが増えています。ここ数年のマスコミ報道を見ると「死後離婚」とは、配偶者の死後に、「姻族関係終了届」を出すことと定義しているものが多いとなっています。
 そもそも「離婚」という言葉は、夫と妻の関係性を表わすものであって、「姻族関係終了届」のように、配偶者の死後に、自身と姻族(配偶者の父母兄弟姉妹)との関係を絶つことだけに「離婚」の語を使うのは適当であるとは思えません。

 言葉は生きものですから社会によって変化する面もありますが、「死後離婚」の語は以前からあり、夫婦が死後に墓を別々にする現象、特に妻が夫や夫の親族と同じ墓に入ることを拒否し夫と別墓にする現象を「死後離婚」と呼んでいます。
1990年代は、妻による「家からの自由」を求めた死後離婚が多く発生していました。

 女性は結婚すると戦前の家制度さながら、夫側の「ウチの嫁」として扱われ、親戚が集まれば台所に立ちっぱなし、夫および舅姑・小姑に小間使いのように使われ、個として尊重されない人たちも多かったのが現状です。

 時代の過渡期にあって、若者世代から「友だち夫婦」のような新しい関係性が進行する中で、自我を抑えられた生活を強いられた妻たちが、それに耐えられなくなって、行動を起こしました。
 ある女性は我が子を背負って自殺しようとしまっした。そのとき脳裏に浮かんだのは「いま死んだら、あの人たちと一緒のお墓に入れられてしまう」と。それが自殺を留まった理由です。「死んでまで一緒はいや」と、夫および夫の家からの自由と、自分らしく生きるために、一人で入るお墓を買いました。
 おりしも「無縁墳墓の増加」がニュースになり始め、仏教寺院から継承者を必要としない「永代供養墓」が出始めた時でした。私は言葉の意味がピンとこなかったのですがそういう意味だったのですね。死後の自由がほしいなんてかわいそうです。




ブログランキングに参加しています。
宜しければクリックをお願い致します。

▶ Comment

薫子も相葉ちゃんちのお墓ってか納骨堂には入りたくありません。
薫子は、父や母と一緒のお墓に入りたいです。
子供達には言ってありますが、薫子が先に死んだらどうなるのでしょうか?
お墓の問題は困りますね。
2023.11.15 19:59 | URL | 薫子 #- [edit]
こんばんは。コメントありがとう御座います。

あらら?仲の良いご夫婦だと思っていましたが。
やはり配偶者の親は他人なのでしょうね。
薫子様の場合はお子様がいますので安心でしょう。
私は家内も子供もいませんのですでに全部用意しました。
家内と同じお墓に入ります。

愛新覚羅
2023.11.15 21:00 | URL | お名前 #- [edit]

▶ Post comment


  • 管理者にだけ表示を許可する

▶ Trackback

trackbackURL:https://twopen.blog.fc2.com/tb.php/4192-1afa073f